100日前プレイベント

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100日前プレイベントをダイジェストでご紹介!【動画配信中!】

県内外で活躍するアーティストの皆さん、加賀温泉郷を舞台にした映画「レディ加賀」主演の小芝風花さんに盛り上げていただいたイベントの模様をお届けします。

  • 日時 令和5年7月8日(土)14:00~15:40
  • 会場 石川県立音楽堂 邦楽ホール

第一部・フィナーレ 和と洋のステージ

和と洋の異色のコラボレーションをお楽しみください!

歌曲

出演

田島 睦子(ピアニスト)

国立音大、同大学院首席修了。2012年度岩城宏之賞受賞。
オーケストラ・アンサンブル金沢やザルツブルグ管弦楽団、バルカン管弦楽団との共演歴あり。
ソロリサイタル、室内楽など演奏活動とともに後進の指導などを行っている。

鳥木 弥生(メゾソプラノ歌手)

E.オブラスツォワに見出され、フィレンツェ市立歌劇場「ジャンニ・スキッキ」でオペラデビュー。スペインでの「蝶々夫人」スズキ、国内でも「カルメン」等の他、「第九」等のソリストとして多くの指揮者、オーケストラと共演。

【演奏曲】浜辺の歌、ハバネラ

洋楽 × フラダンス

出演

熊谷 永子(フルート奏者)

富山県在住。国立音大卒業。桐朋オーケストラアカデミー研修課程修了。富山県新人演奏会で北日本新聞奨励賞受賞。 フルート奏者として活動していたが、左手に局所性ジストニアを発症し、特注の右手で演奏できるフルートで演奏活動を行っている。

黒崎 菜保子(ピアニスト)

大阪音楽大学卒業。リサイタルや伴奏、室内楽等演奏活動を行っていたが、右手の不調により2018年より左手での演奏に取り組んでいる。
左手のピアニストの為のオーディションにて審査員特別賞を受賞し、いしかわ・金沢風と緑の楽都音楽祭に参加。

ナ・レイ・プアラニ・フラスタジオ(フラダンス)

石川県を中心に北陸3県でレッスンを行っているフラスタジオ。
ハワイの伝統文化であるHulaを真摯に学び、その伝承に努めるほか、オーケストラや箏曲など幅広いジャンルの演奏家とも共演。
美しく楽しいフラをモットーに活躍中。

【演奏曲】月の光、ハナミズキ

邦楽 × モダンバレエ

出演

石川 雅曄(箏奏者)

幼少より生田流正派邦楽会大師範、黒川雅皓師より手ほどきを受ける。
平成8年師範に昇格。現在、北村雅楽弓社中にて活動している。

北村 雅恋(箏奏者)

幼少の頃より母、北村雅楽弓師より箏の手ほどきを受ける。令和2年度石川県文化奨励賞。
様々なジャンルと共演、各地で演奏活動を行い、箏の講師として後進の育成に取り組んでいる。
生田流正派邦楽会大師範。

中村 香耶(バレエダンサー)

二歳より祖母の中村祐子に師事。洋舞の創作力を競うS.C.D.C.in金沢において受賞多数。コレオグラファーとしても評価されている。能、箏曲など他ジャンルとのコラボレーションも数多く行っている。中村祐子モダンバレエアカデミー講師。日本洋舞連合正会員。

八木 繁(篠笛奏者)

故藤舎秀寿笛方に師事。TVドラマでの演技指導・作曲・演奏や、海外での演奏のほか、ジャンルの異なる演奏家とのジョイントも行う。
篠笛愛好家『粋音会』の主宰・指導に務めるほか、地元小学校への指導を通し、楽しさを紹介している。

【演奏曲】アメイジンググレイス、芭蕉布、篝火

フィナーレ

出演

 

第一部の全出演者

【演奏曲】ふるさと(編曲:北方 喜旺丈)

第二部 小芝風花スペシャルトークショー

~映画「レディ加賀」主演から見る石川の文化~

加賀温泉郷を舞台にした映画「レディ加賀」に主演する俳優小芝風花さんによるトークの一部をご紹介します。

石川県はリラックスできる素敵なところ

司会 

石川県に来る前はどんなイメージがありましたか?

小芝氏

温泉と海鮮がおいしいというイメージで、撮影で来るのを楽しみにしてました。撮影で泊まっていた旅館にも、温泉があったので、撮影が終わったら、毎日入ってその日の疲れを癒して、また次に挑むという感じでしたね。

司会 

海鮮も召し上がられたのでしょうか?

小芝氏

行きましたよ!回転寿司も全部おいしいという前情報があって、ふらっと入った回転寿司屋さんがとてもおいしかったです!ちゃんとのどぐろも食べましたよ!やっぱり新鮮なものっておいしいんだなと感動しました。

軽快なトークを見せる小芝風花さんと司会の福島彩乃さん

司会 

楽しんでいただけて、石川県民として嬉しいです。実際に石川県に来てみて、イメージは変わりましたか?

小芝氏

イメージどおりでした。すごくきれいだし、温泉の日本の文化というか、昔ながらの懐かしい感じがする街並みもそうですし、すごくリラックスできる素敵なところだなと感じました。

司会 

撮影期間中はスケジュールが忙しく、観光はできなかったということですが、観光で行ってみたいところはありますか?

小芝氏

金沢21世紀美術館は行ったことある方が身近にいて、「面白かったよ!」と言われていたのに行けなかったので、ぜひ行きたいですね!

司会 

金沢城公園でも撮影をしていたんですよね?

小芝氏

そうなんです。目と鼻の先にいたんですよ。でも行けなかったので、いつか絶対行きたいと思ってます。お仕事ではなく、プライベートで来たいです。いろんなところを回りたいですね。

司会 

海鮮がお好きなら能登もいいですよ!

小芝氏

能登牛もありますよね!お肉も大好きですよ!能登も行きたいです!

好きな仕事に出会えた

司会 

俳優デビューされてから12年経って、どんなところに魅力や楽しさを感じますか?

小芝氏

色々あるんですけど、やっぱり一番嬉しいのは、見てくださる方がいることです。「面白かったよ!」「感動したよ!」「勇気をもらえたよ!」という言葉をいただけると、次ももっと頑張ろうと思います。一生懸命作った作品を受け取ってくださる方がいて、評価をしてくださるのは本当に刺激的ですし、感謝もしてますし、やめられないなというのはありますね。好きな仕事に出会えたなと思います。

俳優の魅力について語る小芝風花さん

司会 

小芝さんはコメディから、恋愛もの、歴史もの、アクションと本当にたくさんの作品に挑戦されていて、苦労とか大変な面もあると思いますが、いかがですか?

小芝氏

最初に台本をいただいた時は、この役は私に演じられるのだろうか、見てくださる方が面白いと思ってくれるような作品を自分が作れるんだろうか、と毎回不安になります。
私の場合は、台本から受け取れることと現場に行ってから感じることが全然違って、現場に行くまでは100%ではないんです。現場に行って、監督や他の演者さんとお芝居をしていくうちに、どんどん役が完成していくので、最初はこのまま撮影に入って大丈夫なのか、と思うくらい未完成な感じがしていて、不安な中、手探りでやっている感じですね。
例えば、怒るシーンがあったとして、現場に行くと、この人のこのセリフで悲しくて怒っているんだとか、やっぱり感情のキャッチボールなので、台本で自分の中で想像しているよりも、ちゃんと相手から受け取った時に気持ちがちゃんと動くんですよね。そこで、どんどん役の感情とかが分厚くなっていくな、というのはすごく感じます。

タップダンスがすごく好きになった

司会 

映画「レディ加賀」でタップダンスをされていますが、もともとタップダンスはされていたんですか?

小芝氏

この作品をきっかけに練習させていただきました。

司会 

どのくらい練習されたんですか?

小芝氏

約9か月です。ベニヤ版とか吸音材を買って、お家でも練習してましたね。私はタップダンサーを目指す役だったということもあって、一番上手じゃないといけなかったので、プレッシャーがすごかったです。最初はゆっくりだったんですけど、どんどん早く音を出せるようになったり、大きい音が出せるようになったりしていく達成感がありました。いまだに足が勝手に動いてしまう時があって、すごい落ち着きのない子みたいになってしまうんですけど、タップダンスはすごく好きになりました。

司会 

この話を聞いてから映画を見ると、ここが大変だったんだろうなというのを感じることができますね。

小芝氏

そうですね。最後に、私のソロのタップダンスのシーンがあるんですけど、最初に先生の振りを見たときに、「もう無理!」と思いました。それでも、教えていただきながらみっちり練習させていただいて、なんとか完成したので、ぜひタップダンスは見てほしいです。みんなでひいひい言いながら練習していたので。

司会 

苦労して役に臨まれたということで、絶対に「レディ加賀」を劇場で見ていただきたいと思います。

小芝氏

石川県の素敵なところがてんこもりなので、地元の方も楽しんでいただけると思いますし、石川県では先行公開されるので、ぜひ劇場まで足を運んでいただきたいです。

いしかわ百万石文化祭2023をみんなで盛り上げていってほしい

司会 

今日はなんといっても、いしかわ百万石文化祭2023の100日前プレイベントということで、150ものイベントの中から、小芝さんの注目イベントを紹介させてください。
まずは、「チームラボ 金沢城 光の祭」です。

小芝氏

きれいですよね。これすごく見たいんですよ!以前、別の作品でチームラボさんのアートで撮影する機会があったのですが、卵みたいなものがいっぱいあって、触ると色が変わるアートがすごくきれいだったんです。不思議な空間で、このイベントも「絶対見たい!」と気になりました。

司会 

続いては、「きものの祭典」と「日本舞踊の祭典」です。やっぱり「レディ加賀」で若女将役を演じられたということで、着物が気になりますか?

小芝氏

そうなんです。加賀友禅を着てずっと撮影させていただいたので、とてもお着物に興味があります。映画でお世話になった方がこのイベントにも関わられているというのをお聞きして、さらに興味が湧きました。
いしかわ百万石文化祭2023の100日前ということで、私自身も今の少しの間でしたけど、すごい楽しみになってきまして、ぜひみんなで盛り上げていってほしいなと思います。

文化の発表の場は絶対に必要

司会 

今、文化の担い手がだんだん少なくなっている状況で、国民文化祭や全国障害者芸術・文化祭のような文化の発表の場について、小芝さんはどのように思っていらっしゃいますか?

小芝氏

素敵な場だと思います。見てくださる方がいると頑張れるんですよね。自分たちが愛しているものを発表する場があるというのも素敵ですし、その場があることによって、それを知らなかった人がその文化を知るきっかけにもなって、さらにもっともっと追及したくなる人も出てくるでしょうし、その文化に興味をもって、そういう世界に入りたいというきっかけにもなるかもしれないですし、発表する場というのは絶対必要だと思います。

司会 

ご来場の方の中にも、もしかしたら俳優業や何かの夢を追いかけている方がいらっしゃると思いますので、色々なことにチャレンジされている小芝さんからメッセージをお願いできますか?

小芝氏

やりたいことや夢があることってすごいと思うんです。何もビジョンが浮かばない人もいるだろうけど、そういう人にもいろんな選択肢が待っていると思います。その中で、こうなりたいという自分がいるというのはすごく素敵なことだと思います。新しいことを始めることや一歩を踏み出すことは怖いし勇気がいることだと思うんですけど、私はいつも怖くなったときに、その夢を叶えている自分や成功している自分を想像します。そうすると、今これしなくちゃ、こう動かなきゃという勇気をもらえるので、もしくじけそうになった時は、ぜひその夢を叶えている自分自身を想像して、まっすぐ頑張っていただけたらなと思います。